森川圭

みのりの夫・茂樹は若くして新人文学賞を獲得。期待の新鋭ともてはやされ一躍時の人となったのだが、その後スランプに陥り、抜け出すきっかけをつかめないままあっという間に五年が過ぎ、生活の為に別の仕事をしながら細々と作家活動を続けていた。そんな夫妻の家に茂樹の甥っ子のジンが大学受験の間、泊まることになり…adn00594

物心が付く前に父を亡くした私は、いつも父親という存在を求めていたのかもしれない。新卒で就職したての不安な時期、上司だった今の夫が親身になって相談に乗ってくれ、それがきっかけで結婚。しかし寿退社して早や5年。子作りに励むも…。そんな私達を心配してか夫の両親が訪ねてくることに。私は不意に彼の実家に結婚の挨拶に行った時の事を思い出した。お義父さんに会った時、初めて父親のような安心感を感じた事を…adn00604

子宝には恵まれなかったが、夫婦水入らずで幸せな生活を送っているひかり。ある日、親のすねをかじって暮らしていた夫の弟・幸太郎が、両親亡き後、生活に困窮し突然転がり込んできた。「みんな俺をわかってくれない」…何をしてもうまくいかず、自身より劣っていると思い込んでいた兄までもが、結婚し美人妻と仲睦まじく暮らしている事に苛立ちを隠しきれない幸太郎は、鬱憤を晴らすかのようにひかりを強引に●すのだった。adn00480

職を失い再就職もままならず自暴自棄になってしまった和咲の夫・俊二。たちまち生活苦に陥った夫妻と、生活を共にしている障害を持つ和咲の弟・悟史の三人は、俊二の兄・冬彦の下に身を寄せる事になった。酒に逃げ、情緒不安定な夫と障害を持つ弟…先の見えない生活に不安を隠しきれない和咲に優しい言葉をかける冬彦。しかし彼の本心は…adn00543

地方出張でしばらく絵美に会えないと嘆く亮太。寂しいから毎日ビデオレターを送ってくれとせがまれた絵美だったが、慣れない自撮りに四苦八苦…。さらにはセクシーな動画を送ってくれと言う亮太に恥ずかしながらも応じる絵美だったが…。adn00495